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書評「悩む力」

悩む力 (集英社新書 444C)悩む力 (集英社新書 444C)
(2008/05/16)
姜尚中

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今日も本を読みますよ。
井上敬介です。

今日の本はコレ、姜尚中著「悩む力」です。
これも結構売れているらしく、本日の日経新聞によると20万部を突破したそうです。

内容を一言で言うと「著者に影響を与えた人物、夏目漱石とマックス・ウェーバーを媒介に、9つのテーマを通して悩む力について考えてみた」といったところでしょうか。

著者個人が過去に考えて来たこと・体験談に多くページを裂かれています。

特に鬱の人たちへの「悩んでも良い」といった慰めの言葉があるわけではなく、
若い人たちへ「もっと悩めよ」と説教じみたことも言っていません。

ひたすら真面目に自らの中で哲学的な思索に考えを巡らせているといったものです。

ここで出てきた真面目という言葉。
これが本著のキーワードです。

本書で取り上げられている夏目漱石とマックス・ウェーバーに加え、本著の著者姜尚中も非常に真面目。
在日韓国人という生い立ちが、思慮深い部分を形成しているのでしょう。

最後に。
著者が意図しているかどうか不明ですが、おそらく今まで人生を適当に生きて来た読者には
「何を言っているのか分からない」
内容です。
意思の通信ができない。
真面目な人が、真面目な人に対して書いた、真面目であることを誇る本ですね。
追記:
しばらく時間をおいて、自らの考えが熟成されるのを待ってみた。

一般的に云う「悩む」とやはり彼が云う「悩む」は違う気がする。

一般的な人が「悩む」ことは例えば恋愛に対して次にどう行動を起こすべきかといった、ある程度選択肢がある問題に対して「どれをチョイスすべきかの決断に悩む」ことが多い。

反対に彼の言っている「悩む」とはより抽象度が高く哲学的な問題(例えば「日本人として自らの民族的立ち位置について考える」等々)で、下手すると答えなど全くないようなものについて彼は悩んできたわけだ。

・・・。
言っている次元が全く違う。

彼は自分の中で解釈できる量に対して、本当に持っている情報量が多すぎてインテリゲンチャ的に悩んでいる。
(当たり前だが夏目漱石もマックス・ウェーバーも著者もインテリゲンチャだ)

そういう特殊な「悩み」について書いているのに、「悩む力」というタイトルを付けてしまっていることにすごく違和感を感じる。
一般的な人はそう捕らえないんだろうか。
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by: * 2009/07/20 23:11 * [ 編集] | page top↑

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井上敬介

Author:井上敬介
東京都在住のシステムエンジニア井上敬介です。

「5歳児魂」をモットーに日々あらゆることに興味を持って生きています。

兵庫県姫路市生まれ。
北海道大学工学部情報工学科卒。

2000年~2005年 株式会社セガ・エンタープライゼス(現セガ)。
2005年~2007年 株式会社Qript。
2007年~ 株式会社システムクォート所属。

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