スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑

書評「思考の整理学」

思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)
(1986/04/24)
外山 滋比古

商品詳細を見る

こんにちは。
三連休は皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は土曜日会社のイベント、日曜ジム&読書、月曜フットサル大会と大忙しでした。
井上敬介です。

本日の本は外山滋比古著「思考の整理学」です。

「著者オリジナルの発想法、からアイディア選別までを洗練させた方法論」がまとめられています。

各章に書かれた内容その一つひとつは「三上(さんじょう。馬上、枕上、厠上の三つの場所を指し、よく考えがまとまると言われている)」、「メタ(抽象化)思考」等オーソドックスであるが、編集によってどの手順を踏めば、「思考が向こうからやってくる」状態になるかが書いてあります。
よく練られた編集がされていると感じました。

日本の国力低下が叫ばれて久しいですが、世界の中で日本人が生き残っていく手段として、こういう発想法・知恵が本書発売当時より求められている気がします。
著者が言うところのグライダー(=元の場所から滑空する)思考ではなく、飛行機(=元の場所から上昇する)思考ができる人間しか生き残って行けない。
だから考える素地を大切にしなさいと言っている気がします。

そしてもう一点、私が勇気をもらえた「考えは書きだすことが重要」という部分です。
今はまだ本を読んで考えを寝かせていない状態ですが、書いて寝かせることで、いつか何かと結びつき、化学変化が起こるかもしれません。
この本もそういう化学変化が起きる酵素となってくれればと願います。

最後に内容の外の話を。
この本は1983年に出された原著を1986年に単行本化したものです。
1983年の出版から数えると今年でなんと25年目。
四半世紀前の本となります。
情報の流れの速い現代においてはもはや古典ともいえる本でしょう。

1年前に「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)(1993年出版)を読んだ時も感じたのですが、「まるでその時代から現代(2008年)を預言していたかのよう」な著者の洞察力には舌を巻きました。

古典というのは表層的な部分ではなく、核となる部分がしっかりしている、だから後から出版される本に押し流されることなく読み継がれていく。
著者の表現を借りると、「大事なものは寝かされて残っていく」。
そういうことでしょうか。
スポンサーサイト
22 : 50 : 46 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<書評「察知力」 | ホーム | 書評「頭のうちどころが悪かった熊の話」>>
コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://keisukeinoue.blog50.fc2.com/tb.php/12-13f69135
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

プロフィール

井上敬介

Author:井上敬介
東京都在住のシステムエンジニア井上敬介です。

「5歳児魂」をモットーに日々あらゆることに興味を持って生きています。

兵庫県姫路市生まれ。
北海道大学工学部情報工学科卒。

2000年~2005年 株式会社セガ・エンタープライゼス(現セガ)。
2005年~2007年 株式会社Qript。
2007年~ 株式会社システムクォート所属。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ユーザータグ

書評イベントBlogIT旅行雑記

タグcloud

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。