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書評「鬼平犯科帳 1」

今月も終わってしまいますね。
このままだと今年もあっという間に終わりそう。
井上敬介です。

手に取る本はどうも実用書・ビジネス書が多く、文学に造詣がないのがなんともコンプレックスな私。

「たまには小説でも読んでみるか。
でも、時間とるならハズレを引くのはいやだなぁ」
と、いうことで手にとって見たのが今回の本。

私が二十歳くらいのころに一度読んでいるもの。
「絶対にハズれなし」と選んだ、歴史小説「鬼平犯科帳 1(新装版)」です。

鬼平犯科帳〈1〉 (文春文庫)鬼平犯科帳〈1〉 (文春文庫)
(2000/04)
池波 正太郎

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桜の装丁が「ザ・日本」という趣で良いですね。

舞台となっている時代は江戸時代後期、松平定信が「寛政の改革」を行っていた1787年(天明7年)。
鬼平こと長谷川平蔵が火付盗賊改方長官についてからの約2年間のお話になっています。

全編短編の形を取っているのに、一回端役で登場した人物が次の回には話の中心となって再登場してくるのが特徴的な作り。

鬼平が面白いのは盗人が完全な悪人ばかりではなく、盗みに自分の美学を持っている盗賊が出てくるところで、そういう盗賊には鬼平も裁量に酌量を加えるんですよね。
そういう人情ドラマが日本人の琴線に触れるのでしょう。

鬼平と言えば忘れてはいけないのがテレビ版。
小説を読んでいても、頭の中の鬼平は中村吉右衛門でした。
早く梶芽衣子出てこないかな(笑)。

続けては読みませんが、二巻への伏線が張られたままなのでまた間を置いて続きを読んでみます。
今日はここまで。
それじゃ。
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23 : 48 : 27 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

書評「ポリティカル・セックスアピール 米大統領とハリウッド」

ポリティカル・セックスアピール―米大統領とハリウッド (新潮新書 274)ポリティカル・セックスアピール―米大統領とハリウッド (新潮新書 274)
(2008/07)
井上 篤夫

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なんと今日はお仕事の現場がお休みでした。
週の中に期待していなかったお休みがあると嬉しいものですね。
井上敬介です。

今日の本は今月の新書「ポリティカル・セックスアピール―米大統領とハリウッド」です。
アメリカ大統領候補のバラク・オバマが帯に載っていて、それが格好良かったので思わず買ってしまいました。

内容は「今世紀初頭からの歴代大統領について、セックスアピール(というより、見た目の格好良さ?)という観点で語った本。現代において、国民にアピールするには内容より見た目が重要であり、ハリウッド映画で培われた見た目で人を惹きつけるための方法論が大統領選挙にも用いられている」といったものです。

3年ほど前に「人は見た目が9割 (新潮新書)」というメラビアンの法則について触れた本がありましたが、読んでいてそれを思い出しました。

本に対して残念なことが2つ。

タイトルは「ポリティカル・セックスアピール―米大統領とハリウッド 」なのですが、
構成は「米大統領とハリウッド―ポリティカル・セックスアピール 」といった内容。
主題と副題が逆転してしまっています。
内容は面白いのですが、「タイトルをちょっと過激にして売ってやろう」という変な商売っ気が出ているようで残念。

もう1点。
本編とは全く関係ないのですが、著者のたくわえ髭がなんとも下品で残念。
セックス・アピールを語るのに、これでは説得力に欠けます。
ジェネレーションギャップがもたらすものなのか、30代の私には理解できませんが、著者は60代なのでマンダムな同年代の方にはアピールできるのでしょうか(笑)。


閑話休題。
実は私も自分の見た目に対して一つこだわりがあります。
それは「日常的に赤いネクタイを付ける事」。
将来、自分で会社を興したいと考えているのですが、その時には会社のコーポレートカラーを赤にしようと決めています。
そういう志を忘れないように自分に言い聞かせること、周りの友人に対するアピール、ペルソナを統一して顧客に自分を印象付けること等々、実はもろもろの意味を込めています。
なんにせよ、自分の見た目に対してこだわりを持ち続けていたいですね。
00 : 33 : 52 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

書評「知頭力を鍛える 問題解決に活かす『フェルミ推定』」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
(2007/12/07)
細谷 功

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今日も暑かったですね。
井上敬介です。

今日の本は細谷 功著「地頭力を鍛える 問題解決に活かす『フェルミ推定』」です。
昨年出版の本を再読。
年初くらいから「地頭力」という言葉が流行っていますが、そのブームの火付け役の本です。

内容を要約すると
「現代において仕事をする上で問われるのは地頭力だ。
地頭力とは『結論から』、『全体から』、『単純に』考える思考力。
フェルミ推定を使えばそれらを鍛えることができる」
といったところ。
ほぼ帯そのまんまですね。すみません。

積み上げ式の物の考え方では思考にモレ・ダブりが生じやすく、
短時間で大雑把な値が欲しい場合(例えば仕事の工数見積もり)では効果を発揮しにくい。
しかし、全体から発想が出発する知頭的思考だと大きなモレ・ダブりが発生せず、
先の場合に大きく威力を発揮するというとのことです。

確かに
「全体を大雑把にザクッと捉えて、そこから割って考えていく」
という、アプローチは仕事をする上でとても効果が高い。
私の経験では進捗の遅い人・要領が悪い組織は往々にしてそういう視点が抜けています。

一緒に仕事をする人全員がそういう視点を持てれば良いのですが、それは無理な相談。
言語化できなくても肌レベルで理解できている人しか、全体からアプローチすることの重要性が分からないからです。

本書に立ち戻ってもそう。
「『地頭力』を読んで理解するためには、
読者にそれなりの地頭力が要求される」
という残念なパラドクスがそこには存在します。

おまけ:
勤めている会社では月一で若手が議論をする勉強会がありまして、その勉強会の中で
「最近どうやら『地頭力』というものが巷で流行っているらしい。勉強会でも話題に取り上げよう」
という話が出たらしく、メンバー数人が私に相談に来ました。
その時、一般的な地頭力の問題と出題内容の間にズレがあったので、アドバイスする機会がありました。
それを踏まえての再読です。

内容の正誤はさておき、会社の中で知識を共有しようとする姿勢は、私が過去勤めた会社にはなかったものです。
内輪ながら素晴らしい活動だと思います。
23 : 04 : 11 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

書評「悩む力」

悩む力 (集英社新書 444C)悩む力 (集英社新書 444C)
(2008/05/16)
姜尚中

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今日も本を読みますよ。
井上敬介です。

今日の本はコレ、姜尚中著「悩む力」です。
これも結構売れているらしく、本日の日経新聞によると20万部を突破したそうです。

内容を一言で言うと「著者に影響を与えた人物、夏目漱石とマックス・ウェーバーを媒介に、9つのテーマを通して悩む力について考えてみた」といったところでしょうか。

著者個人が過去に考えて来たこと・体験談に多くページを裂かれています。

特に鬱の人たちへの「悩んでも良い」といった慰めの言葉があるわけではなく、
若い人たちへ「もっと悩めよ」と説教じみたことも言っていません。

ひたすら真面目に自らの中で哲学的な思索に考えを巡らせているといったものです。

ここで出てきた真面目という言葉。
これが本著のキーワードです。

本書で取り上げられている夏目漱石とマックス・ウェーバーに加え、本著の著者姜尚中も非常に真面目。
在日韓国人という生い立ちが、思慮深い部分を形成しているのでしょう。

最後に。
著者が意図しているかどうか不明ですが、おそらく今まで人生を適当に生きて来た読者には
「何を言っているのか分からない」
内容です。
意思の通信ができない。
真面目な人が、真面目な人に対して書いた、真面目であることを誇る本ですね。
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18 : 55 : 32 | | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑

iPhone3Gを触ってみた

今、池袋は小雨がパラついています。
井上敬介です。

先ほどいつものようにジムでトレーニングを済ませ、歩いているとソフトバンクショップの前に気になるポップが。

「iPhone3G 8Gあります」

二週間前、7/11に発売されたばかりでまだまだ品薄状態のはず。
どれどれ、と中に入って触ってきました。
(ちなみに買う気はありません)

あれだけテレビで報道していたので、皆、こぞって遊んでいるのかと思いましたが否。
店員のお姉さんが一人でポツンと待ってます。

これ幸いとばかりに触ってガンガン聞きまくる。
井上「これ、どうやって動かすの?」
店員「ここを触ってもらって・・・」
井上「前の画面に戻るときには?」
店員「ここを押してもらって」
と、イチからいろいろ教えてもらいました。




店員さんによるとiPhoneは8Gと16Gが発売中で、
16Gはまだまだ手に入らないそうですが、
8Gはすぐ手に入るそうです。

へー。結構市場に出回るの早い。
これはどうなんだろう、値崩れすることはないんだろうか。
と、余計な心配してしまいました。


触った感想。
面白い。
画面が広いし、インターフェースも新しいしで確かに魅力はある。
が、価格とサービスとの関係はどうだろう。
初期コストがランニングコストに転嫁されている現状のプランが果たして妥当かといわれると、私は首を傾げざるを得ないです。
iPodと携帯持っていれば、やりたいことはカバーできますしね。

結論は「購入は時期尚早」でお願いします。
18 : 30 : 25 | 雑記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

2008年7月 隅田川花火大会

夜中ですが早く書かないと意味ないので頑張って書きます。
井上敬介です。

26日の夕方、浅草へ行って隅田川花火大会を見てきました。

どこへ行っても人・人・人。
花火大会の人

ところどころ道路を閉鎖していて、
移動するのにも一苦労です。

そして、道路に座ってみた花火の風景。
隅田川花火大会の様子

そして動画。


むむむ。
もうちょっと下の方も見たいのだが、遮蔽物が多くて見えないです。

ほぼ無計画で行った結果、敢え無く撃沈。
やはり場所取りは地元の方々の方が上手ですんで、
ぽっと出?の関西人では太刀打ちできないですね(笑)。

優しい方、誰か私に穴場スポットをそっと教えてください。

これに懲りず来週は板橋の花火大会に行こうかと思案中。
次回は今日の教訓を活かして、もうちょっと計画を練って行きます(笑)。

今日はここまで。
それじゃ!
00 : 59 : 40 | 雑記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

本屋さんの5つの条件(後編)

一昨日、2ヶ月前から準備していた会社対抗のプレゼン発表会がありました。
3チームの争いの中、結果は見事優勝。
やったことにポジティブな反応が出るとうれしいものですね。

それはさておき、今日も独り言を言いながら歩いていきますよ。
井上敬介です。

前回、屋さん選びに
 ・自分にとって便利な場所にあること
 ・蔵書量が多いこと
 ・綺麗であること
 ・なるたけ遅い時間まで開いていること
 ・椅子を置いていること
の5つの条件を私は重視していますと書きました。

今日は「屋さんの5つの条件(後編)」として、東京都板橋区在住の私がいったいどこの屋さんに足を運んでいるかを書きます。



えー、まず第3位。
「ジュンク堂 新宿店」
蔵書量、綺麗さ、椅子はほぼパーフェクト。

難点はロケーション。
新宿駅から若干遠い。
三越の上なのでエスカレーターが面倒。

はす向かいに紀伊国屋があるのだが、あっちは店舗も汚く、の並べ方も煩雑。
なぜ向かいに渡らないのか、私には意味が分かりません(笑)。


次に第2位。

「ブックファースト ルミネ新宿2店」
ここの良いところはまずロケーション。新宿駅の上にあるのは便利すぎ。
そして見逃せないのは夜23時までやっているところ。
「遅くなったけど帰る前にちょっと屋に寄りたいな」、って時に使えます。




そして第1位は・・・

「ジュンク堂 池袋店」です。

ジュンク堂正面

私の書店選び5条件のうち22時に閉まってしまうこと以外、ほぼ全てクリアしています。

素晴らしい。

2日1回はお邪魔してます。
昨日も行きました。そして今日も行ってます。

本棚

あまりに通いすぎてちょっとした本の配置換えにも気づくほどです(笑)。

そして椅子に座って本を読んでいる人たち。
座り読み
私もしょっちゅうこの人たちに仲間入りします。


で、もうひとつ、ジュンク堂池袋本店ならではの特徴が。
なんと週二回、様々な本の著者を招いてのイベントやってます。
HPはこちら
たいてい4Fの喫茶コーナーでやってます。
喫茶コーナー
1,000円で1時間半くらいの時間、話を聞けます。
テーマは「プログラム言語」「源氏物語」といった堅いものから「銭湯の話」といった砕けたものまでノージャンルです。
私は月イチくらいの頻度で何かしら聞きに行きます。
先日の日記もここでのイベントのものです。


今日のところはここまで。内容はいかがだったでしょうか。
後半はただ「ジュンク堂池袋本店万歳」と言っていただけでした(笑)。
でも、ここはかなり好きですね。
これからも長く付き合うことになりそうです。

おまけ:
実は今浅草に居ます。
今から隅田川花火大会見てきます。
それじゃ!
18 : 37 : 48 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

本屋さんの5つの条件(前編)

ハリーポッター最終巻が出ましたね。
4000円出して買おうかどうか悩み中の井上敬介です。


年間最低でも100冊はを読む私。
屋さん選びにも実はちょっとしたこだわりがあります。

今回は「屋さんの5つの条件(前編)」として、そのこだわりについて書いてみます。
では、はじまりはじまり。



先ず第1に「自分にとって便利な場所にあること」。
わざわざを買いに行くのに電車を乗り継いで行く気はないので、通勤圏内にあればベスト。
駅から遠い場所もあまり行かないです。

次に第2に「蔵書量が多いこと」。
買いたいによって書店を使い分ける人もいるそうですが、普通の人にはちょっと面倒くさいですよね。
読むべきが少ない書店にはやはり足が遠のきます。
駅前で頑張っている本屋さんには申し訳ないですが、ユーザー側の率直な気持ちです。

第3に「綺麗であること」。
「綺麗」とは書店の壁や床といった書店自身の清潔さに加え、本棚の本の並べ方などを含めた総合的な綺麗さを指します。
誇りっぽい本屋(たまにダンボールを出しっぱなしで、店舗の一部が物置になっているひどいところもあります)にはあまり行く気にはならないですね。

第4に「なるたけ遅い時間まで開いていること」。
仕事帰りにも寄れるように最低22時か23時まで、できれば夜中まで開いているととても嬉しいです。


ここまでは結構普通ですが、私のこだわりは最後の5つ目。









「椅子を置いていること」です。


「客の回転を挙げる」ことはあらゆる客商売にとって重要な課題ですが、本屋さんでは客の居心地を良くして、訪問回数を上げることの方が重要だと思います。
客側からみると「適当に選んでさっさと帰れよ」と言われるより、「どうぞごゆっくりお選びください」と言って貰える方が当然気持ち良い。
椅子を置いていると、書店が顧客志向経営であることを垣間見るようで断然好印象です。



と、いうことで独断と偏見に満ちた私の「こだわりの5条件」はいかがだったでしょうか。


次回「本屋さんを選ぶ為の5つの条件(後編)」では、私のお気に入りの本屋さんを紹介します。
お楽しみに。
01 : 30 : 35 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

書評「察知力」

察知力 (幻冬舎新書 な 4-1)察知力 (幻冬舎新書 な 4-1)
(2008/05)
中村 俊輔

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今日も気軽に記事を書いていきます。
井上敬介です。

今日の本はサッカー日本代表のミッドフィルダー中村俊輔選手の著書「察知力」です。
今、結構売れているらしいですね。

内容は「フィジカルの弱い日本人が世界に伍して戦うには、判断力のスピードが必要。そのベースとなるのがチャンス・ピンチを嗅ぎ分ける察知力だ。僕はこうして察知力を磨いた」といったものです。

彼は高校時代からサッカーノートを綴ることが日課になっているそうで、書くことで思考・課題がクリアになるし、読み返すことでスランプからの復帰が早くなる、といったメリットがあるそうです。

この本を読んでいて、私は別の本を思い出しました。
その本は田嶋幸三著「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)です。
田嶋氏は今、Jリーグの理事をやっていて、若年層の育成を行っています。
育成に際し、サッカーの技術そのものでなく思考力、特に日本語を正しく使えるかどうかという言語技術に対し、気を配っていると言っていました。

例えば、ピンチの場面において、味方へ支持を送るのにも
「クリアで良い!」
という他の選択肢がある含みのある言い方より
「クリアが良い!」もしくは「クリアをしろ!」
というより明確な言い方で指示することで味方のプレイし易さ、判断スピードが変わってくるといったことが書いてありました。
思考するために使うツールとしての日本語に磨きを掛ける事が、実は世界に通用するための一番の近道なんだということです。

こうやって二冊を比べると実は中村俊輔は田嶋幸三が現在やっている育成方法と同じことを、先取りして、実践したということが言えます。
未来の選手のプロトタイプモデルと言っても良い。
(中村自身、自分が後続の日本選手の為のモデルとなることを強く望んでいる)
その辺りの自分で気づくところがやはりセンスなんでしょう。

褒めてばかりなんで、最後に難癖を。
内容は中村が常々インタビューで言っていることなので、特に違和感はありませんでしたが、
執筆時期がリーグ戦の真っ只中なので、編集の手がかなり入っているのはほぼ間違いないでしょう。
それを中村俊輔著と言ってしまって良いのかどうか、疑問が残ります。
23 : 44 : 50 | | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑

書評「思考の整理学」

思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)
(1986/04/24)
外山 滋比古

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こんにちは。
三連休は皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は土曜日会社のイベント、日曜ジム&読書、月曜フットサル大会と大忙しでした。
井上敬介です。

本日の本は外山滋比古著「思考の整理学」です。

「著者オリジナルの発想法、からアイディア選別までを洗練させた方法論」がまとめられています。

各章に書かれた内容その一つひとつは「三上(さんじょう。馬上、枕上、厠上の三つの場所を指し、よく考えがまとまると言われている)」、「メタ(抽象化)思考」等オーソドックスであるが、編集によってどの手順を踏めば、「思考が向こうからやってくる」状態になるかが書いてあります。
よく練られた編集がされていると感じました。

日本の国力低下が叫ばれて久しいですが、世界の中で日本人が生き残っていく手段として、こういう発想法・知恵が本書発売当時より求められている気がします。
著者が言うところのグライダー(=元の場所から滑空する)思考ではなく、飛行機(=元の場所から上昇する)思考ができる人間しか生き残って行けない。
だから考える素地を大切にしなさいと言っている気がします。

そしてもう一点、私が勇気をもらえた「考えは書きだすことが重要」という部分です。
今はまだ本を読んで考えを寝かせていない状態ですが、書いて寝かせることで、いつか何かと結びつき、化学変化が起こるかもしれません。
この本もそういう化学変化が起きる酵素となってくれればと願います。

最後に内容の外の話を。
この本は1983年に出された原著を1986年に単行本化したものです。
1983年の出版から数えると今年でなんと25年目。
四半世紀前の本となります。
情報の流れの速い現代においてはもはや古典ともいえる本でしょう。

1年前に「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)(1993年出版)を読んだ時も感じたのですが、「まるでその時代から現代(2008年)を預言していたかのよう」な著者の洞察力には舌を巻きました。

古典というのは表層的な部分ではなく、核となる部分がしっかりしている、だから後から出版される本に押し流されることなく読み継がれていく。
著者の表現を借りると、「大事なものは寝かされて残っていく」。
そういうことでしょうか。
22 : 50 : 46 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

書評「頭のうちどころが悪かった熊の話」

頭のうちどころが悪かった熊の話頭のうちどころが悪かった熊の話
(2007/04/02)
安東 みきえ

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こんにちは。
今日、前の会社のフットサル大会に行って来ました。
日焼けで真っ黒になって帰ってきましたよ。
井上敬介です。

今日の本は「頭のうちどころが悪かった熊の話」です。
タイトルと装丁が面白かったので、そのうち読もうと決めていた一冊です。
池袋ジュンク堂本店8F児童書のコーナーで見つけてきました。
7つの短編を一つにまとめた短編集となっています。

こういう本は「素晴らしいと褒めないと感性が鈍い人」と思われそうですが、敢えて言います。
私には全然分からなかったです。

短編の中で唯一「お、ちょっと面白い」と感じたのはおたまじゃくしとヤゴの友情の話です。
親友となった彼らが成長の先に交わした言葉は、「私もこういう気持ち今でも持っているよ」と言いたくなるものでした。

逆に「何それ?」と思った箇所も。
旅人がトラの悩みを解決してあげる話の最後の部分。
自分のために丁寧に時間を割いてくれた旅人に対して、トラが取った行動にうんざり。
アンハッピーな終わり方にすれば人が何か教訓を得られると言うわけではありません。

児童書なのですが・・・、これ、子供が読んで本当に面白いのでしょうか。

私に子供がいれば、また違った見え方をするのかもしれませんが・・・
それでも違う本を読み聞かせたくなると思います(笑)。

今日のところはここまで。
それでは。
22 : 02 : 49 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

書評「本は10冊同時に読め!」

本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! (知的生きかた文庫 な 36-1)本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! (知的生きかた文庫 な 36-1)
(2008/01/21)
成毛 眞

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今日も独り言のような記事を書きますよ。
井上敬介です。

今回は成毛眞著「本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである!」を取り上げます。

著者の成毛眞さんは1991年にマイクロソフト日本法人社長に35歳で就任した方で、一言で言って「豪腕」。
歯に衣着せぬ言動をするので、人によっては賛否分かれる人ですね。

まずタイトルについて。
「本を読まない人はサルである!」とは随分過激。
でも、正直分かります。

内容について、簡単にまとめると「本を読まない奴は一生『庶民』。いろいろなジャンルの本を広く浅く読まないと生き残っていけない」というような内容です。
文章のあちこちに彼の「人としての厳しさ」が現れており、合わない人が読んでも「なにこの人?」という印象を受けるでしょうね。
私は「そういう風に悪く取る人も多いだろうな」と思いつつも、「言ってることは合っている」という感想を持ちました。

個人的に気になったのは「人生は遊ぶためにあり、仕事も道楽の一部である」というコトバですね。
前半部分については正直「遊ぶための人生」とまで思えませんが、後半部分は共感できます。
私は仕事を「道楽」と考えています。
そう思おうとしている訳ではなく、自然とそう思っています。
これは案外特殊らしいです(笑)。
そう思わないと続かないですし、生産性も上がりません。
世のサラリーマンには「定年が来るのが楽しみ」と思っている人が結構いるそうですが、それってとても悲しいことですよね。
仕事はやっぱり「楽しんでナンボ」じゃ、ないでしょうか。

そして個人的に気づいたことをもう一点。
著者は注目している書評家として松岡正剛を取り上げています。
「知の巨人」とまで言っています。
私は松岡正剛という方をこの間まで知らなかったのですが、先日日記に書いた池袋ジュンク堂でのワークショップ「本は三冊で読む。」を運営しているのがイシス編集学校という組織で、そのイシス編集学校を主宰しているのが他でもない松岡正剛でした。

こんな具合で、「本の外の世界でいろんなものが繋がっている」ことを本によって知ることができるのは、個人的には非常に面白く感じる体験でした。

本日はここまで。
それじゃ!
22 : 55 : 14 | | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑

書評「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれないブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
(2008/06/26)
黒井勇人

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蒸し暑い日が続きますね。
井上敬介です。

せっかくブログも立てたので、読んだ本の内容、感想をログに残していきます。
初回は先月の新刊「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」です。

2ちゃんねるでのスレッドを書籍化したもので、何年か前に売れた「電車男」と同じ作りです。

主人公「1」(途中から「マ男」と名乗るようになる)がプログラマを職業にしてからの3年間、
ソフトウェア製作の過酷な現場の中で新人プログラマとして成長していく過程を描いています。

内容に関しては詳しく書きませんが、後半、私は不覚ながら目頭が熱くなりました。

私がプログラムを書き始めた時にも、私にとっての藤田さん(主人公「1」の心の師匠)がいました。
昔の仲間に会うと「仕事をする上で最も影響を受けたのは○○さん」と話をします。
今もずっとその人を尊敬しています。

そういうことを自身の経験として持っているので、余計に感情移入をしてしまったのかもしれませんね。

書評を読むと「作りが入り過ぎ」と書かれていることが多いですが、それはそれ。
私が熱い(暑苦しい?)性格のせいか、人が懸命に生きる姿にはやはり感動します。
18 : 56 : 30 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

沖縄社員旅行

こんにちは。
井上敬介です。

7月12日~14日の三日間、現在勤めている会社(株式会社システムクォート)の社員旅行で沖縄に行ってきました。

旅行写真を載せておきますので、とても楽しかったその雰囲気を少しでもお伝えできればと思います。

一日目。
沖縄美ら海水族館。
イルカショーの様子。
携帯電話のカメラ機能で撮ったのですが、その割にはジャストタイミングで写す事ができました。
iruka.jpg


二日目。
竹富島にて、グラスボートから見た海底の様子。
ニモ(カクレクマノミ)がチラッと見えます。
kumanomi.jpg


竹富島、水牛車から撮った風景。
ishigaki.jpg


水牛車を牽いてくれた渡慶次郎(とけじろう)君と私のツーショット。
ushi.jpg


三日目。
国際通りにて買い物中の様子。
kokusai.jpg


あっという間の三日間でした。

うちの会社は社内のイベントがとても多く、今年だけで3月にイチゴ狩り、7月に社員旅行、9月にキャンプと3回もあります。
しかも毎回出席率が異常に高く、40名弱の社員のうち、今回欠席はたったの1名。

私が最初に就職した会社は数千人規模の大きさで、もちろん全社員で旅行に行くことは不可能でした。
所属していた当時は、労働時間が異常に長く、正直言って「会社が社員を大切にしている」と感じたことはあまりありませんでした。
その会社では今年大量の早期退職者を募って、大量の知人・友人・同期が会社を去ることになりました。
私はそのことを非常に残念に思います。
(上記は批判ではなく個人的な感想です。私の技術的スキルの大半はその会社で培われており、その方面では非常に感謝しています。)

自社の社員に対してコストを払わない会社、喜んで払う会社、企業はいろいろありますが、働く社員はそういう部分(福利厚生)に敏感です。
昔の私は正直そういうことに無頓着でしたが、現在の私は、「働く上で会社と社員の繋がりって実はとっても大事。社員を大事にしない会社は結局生き残っていくことができない」と思います。

今回はそれを再認識させてもらいました。
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01 : 11 : 46 | 雑記 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑

ワークショップ「本は三冊で読む。」に行って来ました

思い出したかのように、ブログ書き始めました。
井上敬介です。

本日、午前10時より、ジュンク堂書店池袋店 にて開催されたワークショップ「本は三冊で読む。」に行って来ました。

イシス編集学校というウェブ上で開催されている学校があるそうで、この企画はそちらのスタッフの方が開催されたものです。
(「イシス編集学校」なるものは、私は本日始めて知りました)

イベントの大体の時間配分はこんな感じでした。
10:00~10:20 過去に開催された時の、他の人の「三冊」を見てみる。
10:20~10:50 スタッフの方が趣旨を説明。
10:50~11:20 参加者各々が自らの三冊を探す。
11:20~12:00 参加者が自ら選んだ三冊を発表。

ワークショップの趣旨は書店の書籍の中から気になる本(未読で構わない)を参加者が三冊ピックアップして、その中に一貫するテーマを付け、発表するというものでした。
スタッフの方の説明をかいつまんでいうと
「人は本の内容だけを読んでいるわけではない。
実は読む前に装丁、帯、目次等々からかなり内容に対するアタリをつけて選んでいる。
本の中身以外の周辺情報にも目を向けてみよう」
といったことでした。

ふむふむ。
言いたいことはなんとなく分かりました。
じゃあ、やってみましょうか。

と、いうことで30分という短い時間の中で池袋ジュンク堂を歩き回りました。
池袋ジュンク堂本店は私のホームグラウンド(?)なのですが、蔵書量がなんと15万冊!
30分以内にフィーリングで本を探してくるという作業は案外大変でした。

なかば無理やり選んできた私の三冊は以下。

夢をかなえるゾウ夢をかなえるゾウ
(2007/08/11)
水野敬也

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頭のうちどころが悪かった熊の話頭のうちどころが悪かった熊の話
(2007/04/02)
安東 みきえ

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yom yom (ヨムヨム) 2008年 07月号 [雑誌]yom yom (ヨムヨム) 2008年 07月号 [雑誌]
(2008/06/27)
不明

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テーマは「大してかわいくない三匹の動物と読む三冊」です(笑)。

自ら「これは他の人からのウケが悪そうだなぁ」と思っていたのですが、
ワークショップの最後、参加者同士がそれぞれの三冊に対して投票していく際には、
13人の参加者の内、なんと3人の人が「ちょっと興味ある三冊」として投票してくれました。
0票じゃなくて、良かったです(笑)。
私の「三冊」


同じような大きさの三冊を選んでしまい、見た目のバラエティーが乏しかったのが個人的な反省点です。
一冊くらい文庫本を混ぜれば良かったのですが、30分じゃ、そこまで時間がなかったです。
(ちなみにyom yomは時間が無かったせいで、ノータイム採用でした)


今日の発見を一つ。
「頭のうちどころが悪かった熊の話」は実はかなり適当に選んできたのですが、「案外面白そうだ」というのが個人的な感想です。
今度読んで見ます。

実はこれ、8F児童書のコーナーで見つけてきました。
大人一人では児童書のコーナーへなかなか足を運ばないからなぁ(笑)。
「たまには書店の行ったことないフロアの本を読んでみるのも良い」ということですね。

今日はこの辺にしておきます。
それじゃ!
20 : 18 : 49 | | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑

ブログの書き方、試行錯誤中

夏日が続き、毎日暑いですね。
井上敬介です。

現在、ブログの書き方を試行錯誤中です。

私は本を読むのが好きなので、読書用のブログを別に立ててみることを試そうとしましたが、早々に断念しました。
試行錯誤の跡を残すのは意味があるので、辞めた理由を書き留めておきます。

ブログ・サービス会社を分けようとしたんだけど・・・
1.細かい部分で結構使い勝手が違い、混乱してしまった。
2.アカウントの管理という余計な手間が発生して、うんざりしてしまった。
と、いうことでした。

結局、自分のペースでやらないとだめですね。
と、いうことであまり深く考えずに続けることを目指します。

今回の記事はここまで。
それじゃ、また。

テーマ:日記 - ジャンル:日記

18 : 17 : 06 | 雑記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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プロフィール

井上敬介

Author:井上敬介
東京都在住のシステムエンジニア井上敬介です。

「5歳児魂」をモットーに日々あらゆることに興味を持って生きています。

兵庫県姫路市生まれ。
北海道大学工学部情報工学科卒。

2000年~2005年 株式会社セガ・エンタープライゼス(現セガ)。
2005年~2007年 株式会社Qript。
2007年~ 株式会社システムクォート所属。

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