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本当のエコとはどこにあるのか

しばらく天気の悪い日が続きましたが、今日は夏らしい日になってくれましたね。
久しぶりに半袖を着られてなにより。
井上敬介です。

昨年の話です。
夜半に新宿を歩いていたら、丸井の前に長蛇の列
あまりの異様な光景に私は
「これはなんの列だろう?」
と思い、列に並んでいる人に聞きました。

答えは
「有名なデザイナーがデザインしたエコバッグが売られる」
とのこと。

私にとってはかなり意味不明な行動だったのでビックリしました。

今回取り上げるは武田邦彦著「偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する 」です。
エコバッグの話ももちろん出てきます。

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))
(2008/05)
武田 邦彦

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著者は「『リサイクル』のような一見善意に見える言葉を利用して、一般人を騙す人が大勢いる」ということを主張しています。

例えば先のエコバッグ

レジ袋は原油の中でも使いようがないので燃やしていた部分を使って作り始めたという経緯があるそう。
つまりレジ袋自身がエコ商品ということらしいです。


利用イメージを絵にするとこんな感じ↓ですかね。
偽善エコロジー1

ところがエコバッグを作るとなると、原油の「使い道がある部分」を使わないと(ほとんどの製品が)作れないないらしいです。
偽善エコロジー2

驚き。
明らかに前者より原油を使うことになってます。

こういうことが環境問題への取り組みとして堂々と展開されており、
儲かるのはエコバッグを売ることを商売としている人達だとのこと。

この話を聞いて私は「マジかよ」と驚愕しました。
(後で知ったのですが、結構有名な話だそうですね。すみません)

この他にも
  • 「分別ゴミは分別回収した後、まとめて燃やされる(←分別行為が無駄)」、
  • 「家電リサイクル法に基づいて回収されたテレビが、実は海外に中古品として売られていく(←リサイクルしなくても違法ではないらしい)」
と、著にはこんな話が延々載っています。

著者(東大卒の博士で中部大学教授。文部科学省科学技術審議会専門委員等の政府関係の仕事もやっているらしい)の話が仮に当だとすると、これはちょっとひどい話ですね。

しかしです。
素人の私には著者が言っていることが100%当だとの確証も持てない。
彼の言っていることを鵜呑みするのも違う気がする。

いったいどっちを信じて良いのか。

ちょっと結論保留。
自分で色々調べてみます。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【8/28(日記の翌日)追記】重要
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
未だ結論保留中。
今週末にこのも読んでみて自分で判断します。
“環境問題のウソ”のウソ“環境問題のウソ”のウソ
(2007/12)


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23 : 59 : 43 | | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑

重複あり、漏れあり

朝夕寒くなってきましたね。
井上敬介です。

今日もの話です。
池袋ジュンク堂で中身を精査せずにレジに持ち込んだのは、現在IT業界で「面白い」と話題のです。

ITエンジニアのための仕事を速くする9の基礎力と7のエクササイズ(ITproBOOKS) (ITpro BOOKs)ITエンジニアのための仕事を速くする9の基礎力と7のエクササイズ(ITproBOOKS) (ITpro BOOKs)
(2008/07/24)
芦屋広太

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について書くとき、私はいつも速読で読んでちょっと感想を書く程度ですが、
今回は自分の専門分野なので、ちょっと厳しい目で見ます。




このに対する私の個人的評価は
「ところどころ面白い部分もあるが、全体を通して論理構成が崩れており、内容に嘘もあるため、
単なる『読み物』の域を出ない」

というところです。
正直、期待外れ。



では、「全体の論理構成が崩れている」ところと、「内容に嘘がある」ところについて具体的に言及しましょう。

全体の論理構成が崩れている
著者は9の基礎力の1番目として「論理的思考力」を挙げています。
私も「論理的思考力(=ロジカル・シンキング Logical Thinking)」はITエンジニアには必須の能力だと思いますが、残念ながらこの本自身が論理的に構成されていません。
「論理的思考力」の基本であるMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive ミッシー=重複なく、漏れがない)な構造になっておらず、重複と漏れがひどいです。
「基礎力5 説明力」の説明に「(基礎力3で説明した)構造化力を使う」ということが書かれていますが、
真に論理的な考え方を持っていれば、章の独立性を重んじ、「別の章におんぶ」という構成は極力避けるはずです。

■内容に嘘がある
構成の崩れだけではなく内容に嘘があります。
「1 論理的思考力」の内容は、本来なら「論理的(Logical)」「思考力(Thinking)」を意味する「ロジカル・シンキング」について言及すべきですが、著者は「予想される反論を反映する」と「批判的思考(=クリティカル・シンキング Critical Thinking)」について述べてしまっています。
(「基礎力3 構造化力」の方が本来の「論理的思考力」の意味に近いです)
著者が単語の正確な意味と内容について深く考察せず、日本語の響きから受ける感覚的解釈で本著を書いている印象を受けます。


本著を「面白い」と評する人は多くいると思いますが、まだ読んでいない人から
「『9の基礎力』と『7のエクササイズ』の構成をザッと教えて」
と言われると答えに困るでしょう。
なぜなら著者が語るべき内容を体系化出来ていないため、読者は本の内容を脳の中で再構築することができないからです。
なのでこの本を読んでも、大半の読者は「あ~、面白かった」で終わってしまうでしょう。
これではダメです。

優れたビジネス書の多くは構成が体系化されており、読者は頭の中で本の内容を再構築することができます。
こうすることで読者は内容をスムーズにアウトプットすることができます。

残念ながら、本著はそこまで至っていません。
個々のエピソードに面白さはあるだけにもったいないですね。



ここまで批判的(クリティカル!)意見を書いてきましたが、
「否定をするなら、必ず代替案を示す」
のが仕事で最低限通すべき筋です。

では次回、ビジネス基礎力について「私ならこう書く」というものを示してみましょうか。
01 : 36 : 09 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

書評「察知力」

察知力 (幻冬舎新書 な 4-1)察知力 (幻冬舎新書 な 4-1)
(2008/05)
中村 俊輔

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今日も気軽に記事を書いていきます。
井上敬介です。

今日の本はサッカー日本代表のミッドフィルダー中村俊輔選手の著書「察知力」です。
今、結構売れているらしいですね。

内容は「フィジカルの弱い日本人が世界に伍して戦うには、判断力のスピードが必要。そのベースとなるのがチャンス・ピンチを嗅ぎ分ける察知力だ。僕はこうして察知力を磨いた」といったものです。

彼は高校時代からサッカーノートを綴ることが日課になっているそうで、書くことで思考・課題がクリアになるし、読み返すことでスランプからの復帰が早くなる、といったメリットがあるそうです。

この本を読んでいて、私は別の本を思い出しました。
その本は田嶋幸三著「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)です。
田嶋氏は今、Jリーグの理事をやっていて、若年層の育成を行っています。
育成に際し、サッカーの技術そのものでなく思考力、特に日本語を正しく使えるかどうかという言語技術に対し、気を配っていると言っていました。

例えば、ピンチの場面において、味方へ支持を送るのにも
「クリアで良い!」
という他の選択肢がある含みのある言い方より
「クリアが良い!」もしくは「クリアをしろ!」
というより明確な言い方で指示することで味方のプレイし易さ、判断スピードが変わってくるといったことが書いてありました。
思考するために使うツールとしての日本語に磨きを掛ける事が、実は世界に通用するための一番の近道なんだということです。

こうやって二冊を比べると実は中村俊輔は田嶋幸三が現在やっている育成方法と同じことを、先取りして、実践したということが言えます。
未来の選手のプロトタイプモデルと言っても良い。
(中村自身、自分が後続の日本選手の為のモデルとなることを強く望んでいる)
その辺りの自分で気づくところがやはりセンスなんでしょう。

褒めてばかりなんで、最後に難癖を。
内容は中村が常々インタビューで言っていることなので、特に違和感はありませんでしたが、
執筆時期がリーグ戦の真っ只中なので、編集の手がかなり入っているのはほぼ間違いないでしょう。
それを中村俊輔著と言ってしまって良いのかどうか、疑問が残ります。
23 : 44 : 50 | | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑

書評「思考の整理学」

思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)
(1986/04/24)
外山 滋比古

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こんにちは。
三連休は皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は土曜日会社のイベント、日曜ジム&読書、月曜フットサル大会と大忙しでした。
井上敬介です。

本日の本は外山滋比古著「思考の整理学」です。

「著者オリジナルの発想法、からアイディア選別までを洗練させた方法論」がまとめられています。

各章に書かれた内容その一つひとつは「三上(さんじょう。馬上、枕上、厠上の三つの場所を指し、よく考えがまとまると言われている)」、「メタ(抽象化)思考」等オーソドックスであるが、編集によってどの手順を踏めば、「思考が向こうからやってくる」状態になるかが書いてあります。
よく練られた編集がされていると感じました。

日本の国力低下が叫ばれて久しいですが、世界の中で日本人が生き残っていく手段として、こういう発想法・知恵が本書発売当時より求められている気がします。
著者が言うところのグライダー(=元の場所から滑空する)思考ではなく、飛行機(=元の場所から上昇する)思考ができる人間しか生き残って行けない。
だから考える素地を大切にしなさいと言っている気がします。

そしてもう一点、私が勇気をもらえた「考えは書きだすことが重要」という部分です。
今はまだ本を読んで考えを寝かせていない状態ですが、書いて寝かせることで、いつか何かと結びつき、化学変化が起こるかもしれません。
この本もそういう化学変化が起きる酵素となってくれればと願います。

最後に内容の外の話を。
この本は1983年に出された原著を1986年に単行本化したものです。
1983年の出版から数えると今年でなんと25年目。
四半世紀前の本となります。
情報の流れの速い現代においてはもはや古典ともいえる本でしょう。

1年前に「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)(1993年出版)を読んだ時も感じたのですが、「まるでその時代から現代(2008年)を預言していたかのよう」な著者の洞察力には舌を巻きました。

古典というのは表層的な部分ではなく、核となる部分がしっかりしている、だから後から出版される本に押し流されることなく読み継がれていく。
著者の表現を借りると、「大事なものは寝かされて残っていく」。
そういうことでしょうか。
22 : 50 : 46 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

書評「頭のうちどころが悪かった熊の話」

頭のうちどころが悪かった熊の話頭のうちどころが悪かった熊の話
(2007/04/02)
安東 みきえ

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こんにちは。
今日、前の会社のフットサル大会に行って来ました。
日焼けで真っ黒になって帰ってきましたよ。
井上敬介です。

今日の本は「頭のうちどころが悪かった熊の話」です。
タイトルと装丁が面白かったので、そのうち読もうと決めていた一冊です。
池袋ジュンク堂本店8F児童書のコーナーで見つけてきました。
7つの短編を一つにまとめた短編集となっています。

こういう本は「素晴らしいと褒めないと感性が鈍い人」と思われそうですが、敢えて言います。
私には全然分からなかったです。

短編の中で唯一「お、ちょっと面白い」と感じたのはおたまじゃくしとヤゴの友情の話です。
親友となった彼らが成長の先に交わした言葉は、「私もこういう気持ち今でも持っているよ」と言いたくなるものでした。

逆に「何それ?」と思った箇所も。
旅人がトラの悩みを解決してあげる話の最後の部分。
自分のために丁寧に時間を割いてくれた旅人に対して、トラが取った行動にうんざり。
アンハッピーな終わり方にすれば人が何か教訓を得られると言うわけではありません。

児童書なのですが・・・、これ、子供が読んで本当に面白いのでしょうか。

私に子供がいれば、また違った見え方をするのかもしれませんが・・・
それでも違う本を読み聞かせたくなると思います(笑)。

今日のところはここまで。
それでは。
22 : 02 : 49 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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プロフィール

井上敬介

Author:井上敬介
東京都在住のシステムエンジニア井上敬介です。

「5歳児魂」をモットーに日々あらゆることに興味を持って生きています。

兵庫県姫路市生まれ。
北海道大学工学部情報工学科卒。

2000年~2005年 株式会社セガ・エンタープライゼス(現セガ)。
2005年~2007年 株式会社Qript。
2007年~ 株式会社システムクォート所属。

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